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止まらない!止まらない!物価は上昇の一途!

東京国公速報
本日(20日)8月の消費者物価指数が発表されました(総務省・統計局)

8月の消費者物価は総合は対前年比3.0%、生鮮を除く総合では2.8% 基礎支出(生活必需品)は4.8% 
企業物価は対前年比で9.0%上昇=18ヶ月連続で対前年比を上回る=2020年平均の企業物価を100として8月は115.1=1960年の統計開始以降最大 

輸入物価は42.5%上昇=この主要因は円安によるものです

物価押さえろ!賃金あげろ!

   ●東京国家公務員・独立行政法人労働組合共闘会議 東京国公事務局長 植松隆行(元東京税関上席調査官)

 

 

 

 

ハンセン病資料館

9月17日(土)東京国公は学習企画の一環としてハンセン病資料館見学会を実施

団体扱いでしたので、元患者さんの訴えビデオ、学芸員さんのミニ講演も受けました

 61期東京国公は、相互親睦の強化・拡大としてのレクレーション企画(今期は5回実施済み)と学習会(今回で6回目=最賃問題、日本の伝統芸能と前進座の歩み、「霞が関千夜一夜物語」、地球環境と異常気象、ハンセン病問題=座学、国立ハンセン病資料館見学会)を重視してきました。9月17日(土)はその一環として国立ハンセン病資料館への見学会を実施しました。ハンセン病は誤った認識(=知識)に基づく恐怖の植え付けから始まり、患者さんへとその家族への異常な差別と偏見、耳を覆いたくなる野蛮な人権侵害が約100年に亘って続けられてきました。

100年というのは「法的裏付け」による隔離からの経過時間です。文献によっても古代からハンセン病への誤った認識がありましたが、隔離という強制は近代になってからです。ハンセン病訴訟で患者さん等の訴えが裁判で認められ(それは一部分です)、「一件落着」ともみられる状況もありますが、決してそうではありません。政府・厚労省の対応はむしろ「差別・人権侵害はなかった」としたい対応と感じさせるものが目立ちます。だから正確な事実に基づく検証が今後とも必要なのです。

ハンセン病資料館を不当に解雇され闘っている稲葉さん、大久保さんは、ハンセン病の歴史を正しく後世に伝えたいと、患者さんやその家族の皆さんと共に奮闘されてきた方です。東京国公は、この見学会で稲葉さん等と共にともに闘う決意を新たにしました。なお見学会後、稲葉さん等も交えて、懇談会も実施し、団結を新たにしました。

 

植松事務局長から一言

「稲葉さん、大久保さん支援のためにも、是非とも国立ハンセン病資料館を見学してみて下さい。できましたら事前学習をやられてから資料館見学を実施することをお勧めします。事前学習の上で見学すれば本質がよく見えると思います」

      


国立ハンセン病資料館HP⤵
https://www.nhdm.jp/about/issue/

 

 

 

 

企業物価9%の上昇 61-238(9/13掲載)

政治無策の貿易赤字13ヶ月連続

8月貿易赤字過去最大2.8兆円 円安・資源高で赤字膨らむ―電気・ガス代等に物価高騰圧力

1月から8月までの貿易赤字累計12兆2,004億9,200万円
=このペースが続くと貿易赤字は年間18兆円の赤字
=その分そっくりGDPのマイナスに繋がる

   東京国家公務員・独立行政法人労働組合共闘会議 事務局長 植松隆行(元東京税関上席調査官)
 
 財務省が昨日・15日発表した8月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆8,173億円の赤字でした。赤字額は比較可能な1979年以降で過去最大を記録しました。円安と資源価格高騰が赤字を膨張させる構図が続いており、電気・ガス代等への値上がり圧力が一段と強まっています。原因はズバリ「政治無策」です。


貿易赤字額が最大を更新するのは、東日本大震災後の原発稼働停止に伴い、火力発電用燃料の輸入が増加した14年1月(2兆7951億円)以来、8年7カ月ぶりとなります。
 8月の輸入額は前年同月比49.9%増の10兆8792億円と過去最大。石炭が241.0%増、液化天然ガス(LNG)が140.1%増にそれぞれ膨らみ、原油は90.3%増を記録した。穀物類や肉類などの食料品も35.0%増えました。
 輸出額は22.1%増の8兆619億円と8月としては最大となりましや。急速な円安を追い風に自動車が39.3%増と好調だったほか、中国向けなどの半導体製造装置が22.4%増と伸びました。

 

企業物価9%の上昇 61-238(9/13掲載)

止まらない!止まらない!物価は上昇の一途! 

8月企業物価は対前年比で9.0%上昇=18ヶ月連続で対前年比を上回る=2020年平均の企業物価を100として8月は115.1=1960年の統計開始以降最大  
物価押さえろ!賃金あげろ!

輸入物価は42.5%上昇=この主要因は円安によるものです

 ●東京国家公務員・独立行政法人労働組合共闘会議 東京国公事務局長 植松隆行(元東京税関上席調査官)

 

日銀が昨日13日に発表した8月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は、前年同月比9.0%上昇の115.1でした。前年を上回るのは18カ月連続です。115.1という指数は1960年の統計開始以降で最高です。

ロシアのウクライナ侵攻を受けた資源や原材料の価格高騰、世界的なコロナ禍からの景気回復=原材料不足に加え、何よりも円安進行が輸入品の価格を押し上げ、そのことが企業物価を上昇させました。9月は日銀の超低金利政策を背景に急速に円安が進み、約24年ぶりの円安ドル高水準でした。今後とも仕入れ費の高止まりで企業の値上げが加速し、それが消費者物価を押し上げることは間違いないでしょう!

 

*企業物価指数とは、企業間で取引される商品の価格水準を示すものです。
●次回は円安と輸入物価の関係を解明します。乞うご期待!

 

 

 

 

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全国労働組合総連合(全労連)
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本日(9月22日)8月の消費者物価が発表されました 
≪8月の主な生活・経済統計が出そろいました≫

対前年同月比⇒総合3.2%上昇、生鮮を除く総合3.1%上昇(多くのメディアの数値はこの数値を使う)、生鮮とエネルギーを除く総合では4.3%上昇。食料だけで言えば8.6%の上昇です。
物価上昇 対前年同月比では24ヶ月連続上昇、対前年同月比2%以上の上昇は17ヶ月連続、3%以上は12ヶ月連続です。