ハンセン病資料館

9月17日(土)東京国公は学習企画の一環としてハンセン病資料館見学会を実施

団体扱いでしたので、元患者さんの訴えビデオ、学芸員さんのミニ講演も受けました

 61期東京国公は、相互親睦の強化・拡大としてのレクレーション企画(今期は5回実施済み)と学習会(今回で6回目=最賃問題、日本の伝統芸能と前進座の歩み、「霞が関千夜一夜物語」、地球環境と異常気象、ハンセン病問題=座学、国立ハンセン病資料館見学会)を重視してきました。9月17日(土)はその一環として国立ハンセン病資料館への見学会を実施しました。ハンセン病は誤った認識(=知識)に基づく恐怖の植え付けから始まり、患者さんへとその家族への異常な差別と偏見、耳を覆いたくなる野蛮な人権侵害が約100年に亘って続けられてきました。

100年というのは「法的裏付け」による隔離からの経過時間です。文献によっても古代からハンセン病への誤った認識がありましたが、隔離という強制は近代になってからです。ハンセン病訴訟で患者さん等の訴えが裁判で認められ(それは一部分です)、「一件落着」ともみられる状況もありますが、決してそうではありません。政府・厚労省の対応はむしろ「差別・人権侵害はなかった」としたい対応と感じさせるものが目立ちます。だから正確な事実に基づく検証が今後とも必要なのです。

ハンセン病資料館を不当に解雇され闘っている稲葉さん、大久保さんは、ハンセン病の歴史を正しく後世に伝えたいと、患者さんやその家族の皆さんと共に奮闘されてきた方です。東京国公は、この見学会で稲葉さん等と共にともに闘う決意を新たにしました。なお見学会後、稲葉さん等も交えて、懇談会も実施し、団結を新たにしました。

 

植松事務局長から一言

「稲葉さん、大久保さん支援のためにも、是非とも国立ハンセン病資料館を見学してみて下さい。できましたら事前学習をやられてから資料館見学を実施することをお勧めします。事前学習の上で見学すれば本質がよく見えると思います」

      


国立ハンセン病資料館HP⤵
https://www.nhdm.jp/about/issue/